2022.8.3 こんな夏こそ♪上を向いて
「日記とは程遠いインターバルになってしまったナ。」と常々感じていましたので、『徒然日記』ではなく『徒然随想』とタイトルを替えました。もちろん替えたのはタイトルだけ。中身は同じです。
このようなインターバルになってしまった一番の理由は、こういったことに関して私がズボラなこと。しかしそれだけではなく、今は何でもかんでも書ける訳でないので、途中まで書いてボツにすることも少なくないのです。
それに加え、人の書いたものを読んでいると「文章にはその人が滲み出るなぁ・・」と感じることが多く、「翻って私は」と思ったら、もう何も書けなくなってしまった、というのが本音です。
といってもホームページを半年以上もほったらかしにはできませんので・・
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今、我が家はリフォームをしています。「より住みやすく」とか「もっとオシャレに」とかいう理由ではありません。ちょっと厄介なことが起こってしまい、トンカントンカンせざるを得なくなってしまったのです。
「遅くとも三月中には終るでしょう。」ということでしたが、手をつけ始めて1カ月経ったところでウクライナ侵攻が勃発。本当にビックリ&ショックでしたが、まさかそれが我が家の工事にまで直接影響を及ぼすことになろうとは、そのときは思いも寄りませんでした。
二月の後半あたりから職人さんが来ない日が続くようになり、首をかしげていたら工務店の社長さんがやって来ました。「スミマセンねぇ、ウクライナのことが原因なんですよ。」 聞けば建築資材の流れは ロシア → 中国(加工) → 日本の現場 となっているのだそうで、「既に(コロナのために)生産や輸送が滞りがちだったところにコレでしょ、どこに行っても資材の棚はスカスカなンです。」と社長さん。
(我が家のリフォームだけに関わっているワケではないので)新築を依頼した人達からは「早く!はやく~!」と毎日のようにせっつかれているとのこと。たしかに新築工事の場合は仮住まい等のこともあり、工期の遅れによる不都合はリフォームの比ではないことと思います。
結局そちらを優先的に、ということで我が家の工事はゆ~っくり進み、春に完了の筈だったのがいつの間にか汗だくの盛夏を迎えています。といっても99%は既に終っていて、残っているのは付随的なことだけなのでヤレヤレです。
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「この状況下で何軒もの工事を抱えている社長さんはさぞ大変だろうなぁ。」と案じ、尋ねてみれば、東北訛りで「いやぁ、ほ~んとに参っちまうンだ。予定が全部狂っちゃってねぇ。」とニコニコ。
は? 何で嬉しそうなの? と訝ったら
「工事が出来なくて時間が余っちゃったから・・エヘヘ・・ピアノを買っちゃったンですよ。」
『え?! スゴーイ!』
「いや、ピアノといっても電子ピアノだよ。でも楽しくってね~。今ね、坂本九ちゃん、弾いてるンですよ。練習していると1時間なんてあっという間に経っちゃうネ。」
『あ、じゃぁ成果を聴かせてくださいよ!』
「いや~、ダメダメ。ピアノじゃ弾けないンだ。」
『?』
「うちのは鍵盤のランプが光るから、それを追いかけるの。やっぱり九ちゃんはイイね~!」
何十年も昔の若い頃は電子ピアノなんぞ端から否定していましたが・・
コロナ3年目の今、在宅勤務の親御さんに気を遣いながらヘッドホンで練習をしている生徒がいますし、「音楽は楽しいねぇ!」と嬉しそうな社長さんを見ていると、「電子ピアノさん、ありがとう。」です。
ほーんと、何をするにも原点は楽しさですネ。
光る鍵盤を追いかけながら、♪上を向~いて♪ なんて歌っているのかな? と思うと、いつの間にか顔がほころんでしまいます。楽しい夏でありますように!